マクロビ運動の展開

関連記事

    初期の頃から、欧米風の動物性食物の多い食事とそれに起因すると考えられる疾病の多発、食肉を得るための多大なエネルギーの浪費や環境汚染や飢餓問題、非効率的な消費や病気の増加による経済的な損失を批判してきた。その後の運動の展開としては、久司道夫、菊池富美雄、相原ヘルマンらが主に海外で、松岡四郎、大森英桜、岡田周三、山口卓三、奥山治らが主に国内で広めた。日本国内にとどまらず、世界各地に広がっている理由として、こうした考えが受け入れられている面もある。マクロビオティックはベジタリアニズムの一種と解されることもある。

    桜沢は左玄の陰陽論をヒントに、食品を「陰性」「中庸」「陽性」に分類することを追求した。産地の寒暖や形而上の特徴から牛乳・ミカン類・トマト・ナス・ほうれん草・熱帯産果実・カリウムの多いものなどを「陰性」とした。玄米・本葛粉(他のデンプンを混合した物は、「中庸」ではない)は「中庸」、塩や味噌・醤油・肉などナトリウムの多いものは「陽性」とした。桜沢は当時の科学にも結び付けた。 根拠のないあらゆる独断を排除する懐疑論の立場からは、「マクロビオティックス食事法が健康に役立つとしても、それは偶然である。なぜなら、マクロビオティックスは食物を物理的品質や栄養学的品質にもとづいて選んでいるのではなく、形而上学的特性で選んでいるのにすぎないからである。」と指摘されている。

    桜沢は、ルイ・ケルヴランによる生体内で原子転換が起こるという説を支援し『生体による原子転換』や『自然の中の原子転換』を日本とフランスで同時に発売した。久司も、生体内で日夜元素が別の元素に変わる原子転換が行なわれていると主張している。

    おすすめ情報